中国南方航空(CZ)はどこにいくのか?

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2020年4月にOneWorldにRoyal Air Maroc(AT)の参加が表明されていますが、一方で南米のLATAM(LA)がOneWorldを2020年10月の離脱が表明されています。

スカイーチームの中国南方航空(CZ)も2018年11月にスカイチーム離脱の発表を行い、2019年中の手続きとしていました。すでにスカイチームのホームページにも中国南方は削除されています。

中国南方航空(CZ)の現状

中国最大の航空会社である中国南方航空(CZ)は、個別エアラインとの提携を強めていますが、OneWorldとのつながりを強めているようにも見えます。

 

 

ブリティッシュエアウエイズ(BA)
・2017年 中国南方(CZ)とコードシェア提携開始
・2019年1月に中国南方(CZ)と路線ネットワークやマイル提携拡大覚書締結
・2019年12月に中国南方(CZ)と共同事業調印

カタール航空(QR)
・2020年1月からコードシェア提携再開

フィンエアー(AY)
・2019年6月に中国南方(CZ)と両ハブ空港でコードシェア開始

JAL(JL)
・2005年にコードシェア開始

3大アライアンスの中の中国南方航空

現在の日本、中国、アジアの3大アライアンス加盟国は以下のようになっています。

 

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もともと中国南方(CZ)が所属していたスカイーチームは、中国から3社も参加していたので確かに多すぎたのかもしれません。中国内航空会社と所属アライアンス及び本拠地をまとめてみました。

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スターアライアンスは南北をおさえ、スカイチームは中国東方地区をがっちりおさえています。
ワンワールドは現在南部の香港だけですが、ここに同じ南部の中国南方が、OneWorldの一員として加わる可能性はあるのでしょうか?

中国南方航空の空輸力

中国3大航空会社(国際(CA)、東方(MU)、南方(CZ))の空輸力を比較するために、保有機材(除く発注済み未納入機材)をまとめてみました。

旅客用機材数(除く貨物)では、中国では南方が最大です。

中国南方のOneWorld加入はあり得るか?

保有機材の状況からみれば、OneWorldの欧米盟主たち(アメリカン(AA)、ブリティッシュ(BA)等)は、キャセイパシフィック(CX)はいるものの、中国南方航空との提携はメリット大きいと考えると思われます。

現在中国と香港の関係が微妙ですから、そう簡単な話ではないと思いますが、もし中国南方(CZ)がOneWorldに加盟するのであれば、キャセイパシフィックと中国南方はほぼ一体運営をすることになると思います。

キャセイパシフィック(CX)同様、小国であるがゆえに国内線が存在せず、国際線のみで事業を成立させているシンガポール航空とも保有機材を比較してみたところ、保有機材数、機材も非常に似ています。

しかしながら、両社のパフォーマンスや業績は驚くほど離れています。2017年の収益では、シンガポール航空(SQ)は黒字ですが、キャセイパシフィックは赤字です。2019は香港の暴動もあり、もっと悪化しているものと思います。

キャセイパシフィック(CX)の業績がこれ以上悪化すれば、中国南方(CZ)との統合及びOneWorldへの加入も全くありえない話ではないように感じます。

最後に

心情的にはキャセイパシフィック(CX)と中国南方(CZ)は、特に香港人にとって、個人的には相いれない相手のように感じてしまいますし、中国と香港の関係に一定の決着が見られなければ、オペレーションですら一緒になどという話には全くならないように思います。

ただし、外堀を埋めるようにOneWorldの盟主であり、英国連邦の盟主でもあるブリティッシュエアウイズ(BA)やOneWorldの最大航空会社であるアメリカン(AA)が中国南方(CZ)との提携を深めている状況も事実です。

状況が動くのはもう少し時間がかかるような気がします。

 

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