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お盆や夏休みで人の動きが1年の中で大きい月のひとつですが、国際線はあいかわらず対前年比3-4%、国内線は対前年度比でJALは31%、ANAは24%という状況でした。
国内線状況
2020年8月度の両社旅客数は、両社5月で底打ち回復基調ですが、7月から両社とも横ばい状況です。対昨年比でJALは31%、ANAは24%にとどまっています。
JAL 1.03百万人(対前年同月比 31%)
ANA 0.96百万人(対前年同月比 24%)
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利用率はJALは5割弱まで戻していますが、ANAは6月から少し下げてしまっています。
JAL 38%(前年同月79%)
ANA 30%(前年同月79%)
国際線状況
国際線は相変わらず、4月以降JALは2万人台、ANAは3万人台のレンジで、対前年比96-97%減になっています。
JAL 2.7万人(対前年同月比3%)
ANA 3.7万人(対前年同月比4%)
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利用率は両社とも24-5%程度です。
JAL 26%(前年同月83%)
ANA 24%(前年同月81%)
国際線エリア別
両社でエリアの分け方が異なり、ANAを分解することはできませんので、比較集計上ANAの分類にあわせます。
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北米ホノルル(JALはグアム含)
ANAのグアムはユナイテッドによるコードシェアしかありませんので、JALはグアムデータが乗っている状態での比較になります。
=旅客数=
例年20万人台/月/社の旅客数のエリアですが、両社ともほとんどゼロに近い実績となってしまいました。
JAL 0.9万人(対前年同月比4%)
ANA 1.2万人(対前年同月比5%)
=利用率=
JALは6月まで上昇基調でしたが、7月から下落、ANAは4月以降漸減です。
JAL 26%(前年同月84%)
ANA 21%(前年同月84%)
欧州
=旅客数=
8月度の欧州路線の旅客数は、JAL、ANAともに5千人台でした。
JAL 0.5万人(対前年同月比7%)
ANA 0.5万人(対前年同月比6%)
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=利用率=
8月度の欧州路線の利用率は、前年同月約80%台のところ、4月以降20%台で推移しています。
JAL 23%(前年同月85%)
ANA 22%(前年同月80%)
アジアオセアニア
=旅客数=
8月度のアジア・オセアニア路線の旅客数は、前年同月比約3%まで落ち込んだままです。
中国が含まれていることもあり、エリア別では最も影響の大きいエリアです。
JAL 1.3万人(対前年同月比3%)
ANA 2.0万人(対前年同月比3%)
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=利用率=
8月度のアジア・オセアニア路線の利用率は、前年同月約80%前後のところ、JAL、ANAともに20%台で推移しています。
JAL 28%(前年同月82%)
ANA 29%(前年同月78%)
まとめ
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国際線のエリア別内訳
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8月も思ったほど回復しなかったというのが実感です。
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