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2020年度12月の数字が出そろいましたので、まとめてみました。例年なら年末で飛行旅客数が増える時期でありますが国際線はわずかなら改善はしているものの対前年比8%、国内線は対前年度比でJALは49%、ANAは40%という状況で、前月比で下落の状況です
国内線状況
2020年12月度の両社旅客数は、JALは140万人、ANAは130万人と11月よりおちこみました。対昨年比でJALは49%、ANAは40%です。
JAL 1.4百万人(対前年同月比 49%)
ANA 1.3百万人(対前年同月比 40%)
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利用率はJAL/ANAともには4割台に悪化しました。
JAL 46%(前年同月68%)
ANA 40%(前年同月47%)
国際線状況
国際線は両社5万人を超える旅客数となり、対前年比92%減になっています。
JAL 5.7万人(対前年同月比8%)
ANA 5.1万人(対前年同月比6%)
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利用率は両社とも20-23%程度です。5席に1人しか座っていないことになります。
JAL 23%(前年同月78%)
ANA 20%(前年同月77%)
国際線エリア別
両社でエリアの分け方が異なり、ANAを分解することはできませんので、比較集計上ANAの分類にあわせます。
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北米ホノルル(JALはグアム含)
ANAのグアムはユナイテッドによるコードシェアしかありませんので、JALはグアムデータが乗っている状態での比較になります。
=旅客数=
少しずつではありますが、増えています。
JAL 1.7万人(対前年同月比8%)
ANA 1.8万人(対前年同月比8%)
=利用率=
両社とも10月の底からわずかなら戻しています。
JAL 20%(前年同月76%)
ANA 18%(前年同月78%)
欧州
=旅客数=
数字的には前月とほぼ同じです。
JAL 0.8万人(対前年同月比14%)
ANA 0.6万人(対前年同月比8%)
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=利用率=
両社とも9月以降落ち込んでいた状況から年末に戻しました。欧州から日本への帰国需要でしょうか?
JAL 22%(前年同月75%)
ANA 25%(前年同月73%)
アジアオセアニア
=旅客数=
12月度もアジア・オセアニア路線の旅客数は、前年同月比約5-7%まで落ち込んだままです。
中国が含まれていることもあり、エリア別では最も影響の大きいエリアです。
JAL 3.2万人(対前年同月比7%)
ANA 2.7万人(対前年同月比5%)
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=利用率=
JALは11月で30%台に乗せましたが、12月割ってしまいました。ANAはさらに減らしています。
JAL 29%(前年同月80%)
ANA 21%(前年同月77%)
まとめ
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国際線のエリア別内訳
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12月は月末に向けて感染者激増の影響で年末の動きに制限が入り11月より悪い数字となりました。一方国際線はわずかならが出はありますが、改善している状況です。
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