JAL 羽田(HND)ー大連(DLC)線新規開設のねらい

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2020年羽田国際空港枠の拡張に伴い、JALには11.5枠が割り当てられ、そのうち2枠は中国便と11月のプレスリリースで発表されていましたが、その詳細が12月20日に発表されました。その意味について考察してみました。

 

  • 大連:新設
  • 上海(浦東):増便

 

大連

 

日清戦争では三国干渉の地となり、日露戦争では戦場となり、日本の教科書でもよく出てくる地名故、中国の都市の中でも知らない人は少ないと思われる地名ではありますが、詳細となるとよくわからないという人が多い印象です。まずは大連をおさらいしてみましょう。

 

 

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場所と特徴

遼寧省を代表する大都市の一つ(省都は瀋陽)

日本の仙台、サンフランシスコとほぼ同緯度

人口:約500万人(在留邦人数:約5,000人

空港:大連周水子空港(東北地区最大の航空貨物基地)

鉄道:高速鉄道(北京から約5時間)

 

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主な日系企業:電子、造船系が中心

今岡造船、アルパイン、松下電子、アルプス、川崎船舶、アイリス大山、キャノン、オムロン、リクシル、三菱重工(フォークリフト)、日本電産、三菱電機、リョービ、マブチモーター

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大連周水子国際空港

 

場所

市街に近く便利な一方、拡張は困難で中国では初の海上空港(関空やラガーディアなど)を参考にして、海洋埋め立てによる人工島上に大連金州湾国際空港の建設を2013年から進めているが、まだ未完の状況であり、当面は大連周水子国際空港が使用されると思われる。

 

 

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就航状況

 

 

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今回の新規開設のポイント

羽田便を朝便として増設するとともに、成田便を夜便に変更しています。

 

 

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ANAは日本から同じ2便でも成田、関空からともに朝便で飛ばしていますが、JALは首都圏から朝、夜2便体制としたことになります。

大連への渡航目的

 

外務省の統計によりますと、在留邦人数は約5,000人と都市別では39位で世界の中でも多いほうです。38位はミュンヘン、40位はブエノスアイレスと一国の首都もしくは首都級の都市と肩を並べています。

一方中国の都市の中での在留邦人数順位と日系2社の自社便運航状況をみてみると、今回の中国枠2枠のうち、上海(浦東)は理解できるのですが、もう一つがなぜ大連だったのかよくわからなくなります。

具体的なデータが見つからず個人的な印象でしかありませんが、現時点での日本人の渡航目的は、観光よりも業務のほうが大きいように感じられます。

 

まとめ

 

個人的には、上海(浦東)に加えて、高速鉄道乗り換えも便利な上海(虹橋)枠を増やしてほしかったところですが、たぶん上海(虹橋)側の枠の問題なのでしょう。

中国枠の自社運航便のもう一つの都市をどこにするのか、既存の成田ー大連路線の搭乗経験はないのですが、在留邦人数が大連より多い、北京、広州ではなく、大連とした理由が何かあるものと思います。

是非一度大連路線に登場する機会があれば、また考察してみたいと思います。

 

 

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