2020年度最初のプレスリリースが、「新型コロナウイルス関連肺炎の影響に伴う2020年度夏期ダイヤ期間における国際線の対応について(Rev.6)」と非常に厳しい船出の2020年度となりました。
夏ダイヤ(2020年3月29日~)開始以降4月末までの国際線運航率15%とことですが、状況詳細にみてみたいと思います。
夏ダイヤ国際線に関するプレスリリース内容の経緯
3月13日(金)
Rev0:ベンガルール就航日の延期発表
3月19日(木)
Rev1:ハワイ、グアム、韓国線の運休・減便発表
3月24日(火)
Rev2:国際線全路線の減便、運休発表、運航率36%。
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3月25日(水)
.Rev3:北米、東南アジア、ハワイ・グアム線の更なる減便、休便発表、運航率29%
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3月27日(金)
Rev4:東南アジア、東アジア一部路線で追加減便、運休発表、運航率28%
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3月30日(月)
Rev5:東南アジア、東アジア一部路線で追加減便、運休発表、運航率23%
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4月1日(水)
Rev6:北米、欧州、東南アジア、東アジア一部、ハワイ・グアムの減便、運休さらに追加、運航率15%。
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エリア別状況
運航日を〇で表現してみました。
北米
シカゴ、ロサンゼルス、バンクーバー線を除き、4月後半は運休になります。
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欧州
ロンドン線は維持、他も4月24日以降復活予定
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東南アジア
バンコク、シンガポール、クアラルンプール、ジャカルタ、マニラは間引き運航、ハノイ、ホーチミンシティは4月17日以降間引き運航
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オセアニア
全休
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東アジア
中国は成田ー大連線以外は全休
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香港線は、成田発で維持、台北も維持、高雄は間引き運航
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ハワイ・グアム
ハワイ線は4月8日を最後に全休、グアムも全休
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まとめ
2018年度実績ベースで見ますと、国際線収入(4,629億円)は全収入(13,832億円)の33%を占めています。まだ現段階では1か月ですので、国際線だけで4,629億円/12×85%(運休率)=328億円(7%)の収入が吹っ飛ぶことになります。
非常に厳しい年度初めの月を迎えたことになります。
山高ければ谷深しの相場の格言ではありませんが、谷が深ければ、反転(山)も非常に高くなることを願ってやみません。
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