中国高速鉄道は、最近その鉄道網も急速に整備され非常に便利になっていますが、上海の主要駅の一つである、上海虹橋国際空港に隣接した上海虹橋高速鉄道を利用する機会がありましたので、利用方法についてご紹介します。
中国高速鉄道
最近の中国高速鉄道は2011年に浙江省で落雷原因で停止中の列車に、別の列車が衝突する大事故があり、その事故処理についても大きく報道され、安全性について不安が広がりましたが、その後報道される範囲では死亡事故は発生していない模様で、安全性の向上に加え、その後の路線網拡大で非常に便利になっています。
日本の新幹線営業距離(フル規格)は約2,700kmですが、中国は2018年末で約29,000kmと約10倍の営業距離となっています。
上海虹橋高速鉄道駅の場所
上海虹橋国際空港の西隣ですが、歩いていける距離ではなく、公共交通機関の場合は地下鉄を使って移動します。
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日本から上海への移動の場合、虹橋空港か浦東空港の2択になりますが、日本から上海虹橋(SHA)の直行便は、
羽田ー上海虹橋:JAL、ANA、中国東方、上海の4社になります。
上海虹橋空港はターミナルが1,2とあり、日系2社はターミナル1、中国系はターミナル2になります。上海高速鉄道へ移動は、ターミナル1からの場合は、地下鉄10号線で、ターミナル2からの場合は地下鉄2号線か10号線どちらかになります。
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上海虹橋高速鉄道駅
地下鉄から上がると、地上階に出ますが、改札が入口と出口が完全に分かれていて、どこから出たらよいのか迷うくらいです。
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建物の左右端に上階に上がる長いエスカレーターがありますので、エスカレーターを2本登ります。
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登り切ってセキュリティーを抜けると、大きな出発ホールの回廊にたどり着きます。
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回廊にチケット売り場があります。日本では直接乗車券は購入できませんので、日本の代理店で発行された予約引換券をパスポートを添えて乗車券に交換してもらいます。
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乗車券はカードサイズです。右上の25A/Bの表記が、ホーム番号です。
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出発ホールの全体図です。ホームは全部で30あり、巨大です。
出発時刻の10分ぐらい前にならないと、ホームには入れません。
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出発時間の10分ぐらい前までホールで待つか、ホールを取り囲むようにある上階のファーストフード系のレストランで時間をつぶすかのどちらかになります。
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出発時間10分ぐらい前にようやくホームに入れました。
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最後に
日本にはない巨大な駅で圧倒されます。外国人は基本的に乗車券を国外で事前に購入できないので、どうしても駅のチケット売り場で並ぶことになりますし、上海虹橋空港からの地下鉄移動も、思いのほか時間がかかりますので、十分な余裕をもって、駅に到着することが求められます。
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