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2020年度9月の数字が出そろいましたので、まとめてみました。国際線はあいかわらず対前年比3-4%、国内線は対前年度比でJALは41%、ANAは30%という状況でした。
国内線状況
2020年9月度の両社旅客数は、両社5月で底打ち回復基調ですが、両社とも8月が思うように伸びませんでしたが、9月は少し回復しました。対昨年比でJALは41%、ANAは30%です。
JAL 1.24百万人(対前年同月比 41%)
ANA 1.06百万人(対前年同月比 30%)
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利用率はJALは6割まで戻し、ANAも5割まで回復しました。
JAL 60%(前年同月77%)
ANA 53%(前年同月73%)
国際線状況
国際線は相変わらず、4月以降JALは2万人台、ANAは3万人台のレンジで、対前年比96%減になっています。
JAL 2.9万人(対前年同月比4%)
ANA 3.1万人(対前年同月比4%)
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利用率は両社とも19%程度です。
JAL 19%(前年同月81%)
ANA 19%(前年同月76%)
国際線エリア別
両社でエリアの分け方が異なり、ANAを分解することはできませんので、比較集計上ANAの分類にあわせます。
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北米ホノルル(JALはグアム含)
ANAのグアムはユナイテッドによるコードシェアしかありませんので、JALはグアムデータが乗っている状態での比較になります。
=旅客数=
例年20万人台/月/社の旅客数のエリアですが、両社ともほとんどゼロに近い実績となってしまいました。
JAL 0.7万人(対前年同月比3%)
ANA 1.0万人(対前年同月比5%)
=利用率=
JALは6月まで上昇基調でしたが、7月から下落、ANAは4月以降漸減です。
JAL 15%(前年同月83%)
ANA 17%(前年同月80%)
欧州
=旅客数=
毎月少しずつですが旅客数が増えている状況です。
JAL 0.5万人(対前年同月比8%)
ANA 0.4万人(対前年同月比5%)
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=利用率=
9月度の欧州路線の利用率は、前年同月約80%台のところ、4月以降20%台で推移しています。
JAL 22%(前年同月86%)
ANA 20%(前年同月81%)
アジアオセアニア
=旅客数=
9月度のアジア・オセアニア路線の旅客数は、前年同月比約3-4%まで落ち込んだままです。
中国が含まれていることもあり、エリア別では最も影響の大きいエリアです。
JAL 1.6万人(対前年同月比4%)
ANA 1.7万人(対前年同月比3%)
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=利用率=
9月度のアジア・オセアニア路線の利用率は、前年同月約70%台のところ、JAL、ANAともに20%台で推移しています。
JAL 24%(前年同月76%)
ANA 25%(前年同月70%)
まとめ
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国際線のエリア別内訳
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9月も思ったほど回復しなかったというのが実感です。
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