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JALが入札アップグレード方式を導入を発表し、6末までの予約・搭乗に限り、付与FOPがアップグレード後の積算率となります。既にさまざまなブログでその内容について報告、解説がなされていますので、本稿ではその詳細については割愛し、キャンペーンの最大活用方法を模索してみました。
入札アップグレード
すでにANAで導入されていますが、Twitterや他SNSでも相場に関する情報は目にしたことはありません。
そもそも入札されてアップグレードをしている人が少ないのか、入札された方が情報を公開しないのか、航空会社から口止めされているのか、真相はよくわかりません。
既に存在しているANA入札アップグレードと、今回新規導入されたJAL入札アップグレードは、以下の点で大きな差があります。
アップグレードが、エコノミー → プレミアムエコノミーのみ
プレミアムエコノミー未設定路線は、エコノミー → ビジネス ができること

候補路線の選定
まず路線の選定です。
キャンペーンの期間が6月末までであり、なるべく早めの旅程として4月上旬で見ようとすると、すでに各種規制があり、出入りしにくい国は対象外とします。
また、同じ目的地でも便によりプレミアムエコノミーの有無がある路線は話が複雑になりますので、これも割愛します。
上記を踏まえ、FOP換算率や日本からの距離で眺めてみると、メルボルンを軸に、欧州に行くか、米州に行くかの選択に絞られてきます。
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距離からモスクワ、シアトル、サンディアゴ、バンクーバーが絞り込まれますが、軸のメルボルン線が成田発着のため、同じ成田発着のシアトル、サンディエゴ、バンクーバーの3つに絞ります。
候補路線の決定
4月9日(木)目的地で休息、観光
4月10日(金)目的地昼発、
4月11日(土)成田着、
4月12日(日)成田発、メルボルン着

メルボルン(MEL)-成田(NRT)ーサンディアゴ(SAN)
まず、メルボルン(MEL)-成田(NRT)-サンディアゴ(SAN)をエコノミークラス(座席クラスQ)で予約し、全4路線ゼロ円で入札アップグレードできた場合のFOP単価を試算してみました。

獲得FOPは34,576、FOP単価は2.83になりました。
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この情報に、4路線に対し、アップグレード入札でいくら使用すると、FOP単価がどのくらい上昇するのか計算してみました。
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4路線の入札総額が34万円になってしまうと、最初からビジネスクラスを購入するのと同じになってしまいます。
まとめ
なんとか入札総額16万円(各路線平均4万円)でおさめ総合FOP単価7.46ぐらいまでに抑えられたら面白いと感じます。
需要と供給で決まりますし、制度が始まったばかりですので、相場が全く分かりませんが、
- キャンペーン期間が6月末までの予約・搭乗である事
- 需要があまりない時期を選択できれば、ビジネスは空いている、入札額も低い可能性がある
ことから、まだ新型コロナの収束が見えていませんが、2020夏ダイヤが始まった直後の4月上旬あたりがねらい目ではないかと思います。
最悪全4路線ともエコノミーでフライトすることもあり得るわけですが、その場合でもFOP単価は12.38ですので、良くはありませんが、悪くはないと思います。残念感と疲労感は残りますが。
最後に
本キャンペーンは新型コロナ前から準備していたと思われますが、最近めっきり減ったFOPキャンペーンなので、新型コロナでFOP計画が狂ってしまった方検討是非活用いただければと思います。
航空運賃は時期、プロモーションの有無等で日々変動しております。本情報はあくまで調査時点での情報であり、本情報掲載の運賃が読者調査時に航空会社から必ずしも提示されるものでないことは、あらかじめご了承いただければ幸いです。

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