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日系キャリアがインド路線の開設をしたり、予定されたりしており、今後のインド路線の盛り上がりが期待されるます。JAL運航便のデリー発券でFOP単価の安いルーティングができるか検討してみましたので、ご紹介します。
日系キャリアのインド路線
ANAはデリーとムンバイの2路線に加え、この秋チェナイ線を開設しました。
JALは現在デリー線のみですが、来春バンガロール線を開設する予定です。
既存路線
ANA:成田ーデリー、成田ームンバイ
JAL:成田ーデリー
新規開設(含む予定)路線
・ANA:成田ーチェナイ 2020年10月29日開設済み
・JAL:成田ーバンガロール 2020年3月29日開設予定
JALのインド発券東京(羽田、成田)経由の手配可能到着地
現在JALにおける唯一の就航地であるデリー発で予約可能なエリアを表示させると、欧・北米しか出ません。10月中旬ぐらいまでは、アジア、オセアニアも表示されていたのですが、10月下旬ごろから欧米のみになりました。何らかの理由により、制限をかけたような印象を受けます。
JALのFOPでは、JAL便名付与便におけるアジア、オセアニア路線はFLY ON ポイント換算率1.5となるため、成田経由で、アジアー成田ーオセアニア か オセアニアー成田ーアジアが組め、お得な料金が出ればかなり魅力的なFOP獲得ルートになりえるのですが、一時的な措置なのか、恒久的措置なのかわかりませんが、引き続きウオッチしていきます。
デリーからJAL運航便で手配可能な到着地
さて、デリー発券の場合、JALサイトでは手配可能到着地が日・欧・北米に限られますので、選択できる範囲の中からFOP獲得において魅力的なルートを検索してみたところ、
デリー ⇔ 成田 ⇔ ロサンゼルスがのプレミアムエコノミーがFOP単価6.7円と非常に魅力的です。
他の米西海岸はサンフランシスコはほぼ同じですがロサンゼルスと比べればやや悪化しますので、到着地にこだわりなければ、ロサンゼルスを選べばよいと思います。この辺はお好みで選択できる範囲です。
しかし他の西海岸(シアトル、サンディエゴ)はプレミアムエコノミー設定なし、中部、東海岸はマイル、値段ともに上がりますが、マイルに比べ値段の上昇率のほうが高く、FOP単価は悪化しますので検討対象外とします。
なお上記金額は、外貨発券で為替の影響を受け日々変動しますのでご了承ください。
今回はデリー⇔成田⇔ロサンゼルスでJALサイトで検索すると、為替の違いか多少異なりますが、ほぼ同じ値段で出ます。
なお上記金額は、外貨発券で為替の影響を受け日々変動しますのでご了承ください。
日本⇔デリー往復の移動をどうするか
マイルをたくさんお持ちの方は、特典航空券で発券されればよいと思いますが、十分なマイルをお持ちでない方は有償で手配する必要があります。
遅くとも3月5日17時ごろまでデリー着、3月8日21時以降にデリー発で東京往復の最安を探してみました。
大韓航空の仁川経由、もしくは中国東方航空の上海浦東経由のエコノミークラスあたりが候補に挙がります。
しかしながらいずれもスカイチームで、OneWorldのFOP獲得には寄与しません。
OneWorld以外に並行してスカイチームのMQM獲得をされている方は選択肢としてとりえますが、ここは、同じ有償ならばすこしでもFOP獲得を目指したらどうなるか、調べてみました。
JAL運航便ですと、一日一便の成田ーデリー一択になります。
3月5日デリー着、3月8日デリー発といずれも折り返し便を使うという選択肢も取りえますが、インドという国であることを考慮すると、安全を見てそれぞれ1泊ずつするプランにしてみました。
成田ーデリー往復を、エコノミーのSクラス(マイル積算率50%、ボーナスポイントあり)で組んでみると、総合FOP単価は8.41と10円は切れ、獲得FOPも約3万と、JALにおけるエメラルド維持に最低限必要な8万FOPの約38%、ダイヤモンド(10万FOP)を目指されるのであれば約30%を一気に獲得することができます。航空券費用は諸費用込みで約25万円です。
なお上記金額の一部は、外貨発券で為替の影響を受け日々変動しますのでご了承ください。
まとめ
最後に
よほどのプロモーションがない限り、日本発券より海外発券のほうが安いのが相場といわれています。FOP単価を下げるために十分確認、検討する価値はありますが、やはり現地まで行くルートも一緒に検討しないと、総合的なFOP単価が結局高くなってしまったりします。
長年上級会員を継続するためには、コストもしっかり見ていく必要がありますので、重要なポイント感じます。
クアラルンプール便は、日本発券のビジネスクラスやプレミアムエコノミーでもよくキャンペーンが張られることで有名です。
また、LCCなどで格安に現地まで移動することが可能なので、現地発券のパターンを選択される方も多いように思います。
インド路線はまだ直行のLCCなどはまだ見当たらないため、これからの路線と思いますが、人口13億人と中国と並ぶ人口大国であり、ポテンシャルは十分の国と思いますので、ウオッチしていきたいと思います。
航空運賃は時期、プロモーションの有無等で日々変動しております。本情報はあくまで調査時点での情報であり、本情報掲載の運賃が読者調査時に航空会社から必ずしも提示されるものでないことは、あらかじめご了承いただければ幸いです。

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