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新型コロナウイルスの影響が次第に大きくなっており、夏前の世界各国への渡航可否もだんだん不透明になってきましたので、現時点で確認できる運賃をベースに、9月でJAL積算時のFOPをより効率的に獲得する最強ルート組合せを検証、解説してみたいと思います。
FOPの仕組
FOPの計算式は以下のようになっています。
アジア、オセアニア、ウラジオストク線は1.5倍がポイントです。
組合せルートの選定
FOP計算の要素にフライトマイルがありますから、より遠くに飛ぶことによって獲得FOPは大きくなります。
日本の地理的ポジション及びJALの運航状況(含むコードシェア)を踏まえ、プレミアムエコノミーの設定があり、日本(東京/羽田、成田)から距離の遠い路線は以下になります。プレミアムエコノミー設定路線を選定したのは、座席積算率が100%で固定されるので、比較的安い料金が出やすいためです。
- 米大陸:ニューヨーク(JFK),ボストン(BOS)
- 欧州:マドリッド(MAD)、ロンドン(LHR)
- アジア:デリー(DEL)、ジャカルタ(CGK)
- オセアニア:シドニー(SYD)
選んだルートの基礎情報は以下になります。
羽田(HND)-シドニー(SYD)の片道FOPは7,695です。
ルートの組合せ検証結果
選択した7か所を発券地として、以下条件で料金検索してFOP単価を算出してみました。
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最強ルートの詳細(プレエコ)
=旅程概略=
- 9月11日(月)夜デリー発
- 9月12日(火)朝羽田着、同日夜羽田発
- 9月13日(水)朝シドニー着 シドニー泊
- 9月14日(木)朝シドニー発、同日夜羽田着 東京泊
- 9月15日(金)朝羽田発、同日夕方デリー着
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獲得FOPは27,157、費用は136,777円、FOP単価は5.04でした。
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最強ルートの詳細(ビジネス)
=旅程概略=
- 9月11日(月)夜デリー発
- 9月12日(火)朝羽田着、同日夜羽田発
- 9月13日(水)朝シドニー着 シドニー泊
- 9月14日(木)朝シドニー発、同日夜羽田着 東京泊
- 9月15日(金)朝羽田発、同日夕方デリー
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獲得FOPは33,546、費用は267,771円、FOP単価は7.98でした。
まとめ
=旅程概略=
- 9月11日(月)夜デリー発
- 9月12日(火)朝羽田着、同日夜羽田発
- 9月13日(水)朝シドニー着 シドニー泊
- 9月14日(木)朝シドニー発、同日夜羽田着 東京泊
- 9月15日(金)朝羽田発、同日夕方デリー着
獲得FOPは27,157、費用は136,777円、FOP単価は5.04
獲得FOPは33,546、費用は267,771円、FOP単価は7.98
最後に
FOP単価は獲得FOPと運賃のバランスで決まりますので、必ずしも基本マイルが長ければよいというわけではなく、アジア・オセアニアに適用されるFOP換算率が微妙に効いてきますので、地道な確認が必要です。
今回6か月先ということで、従来通りどこの国でも訪問できる前提で確認、試算しましたが、一日も早く元通りになることを願うばかりです。
航空運賃は時期、プロモーションの有無等で日々変動しております。本情報はあくまで調査時点での情報であり、本情報掲載の運賃が読者調査時に航空会社から必ずしも提示されるものでないことは、あらかじめご了承いただければ幸いです。

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