JAL 2019年度決算短信資料ななめ読み

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4月30日にJALの2019年度(2020年3月期)の決算短信がリリースされました

 

すでに4月22日に業績予想の修正値がリリースされていましたが、業績確定値となります。財務のプロではありませんので、ユーザー視点で気になるところだけでも見てみたいと思います。

 

2020年3月期(2019年度)連結業績結果

 

前期比、売上高:△5.1%、営業利益:△42.9%、純利益:△64.6%とのことです。

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2012年からの売上高、営業利益、当期純利益に、現金及び同等物の期末残高(手元流動性資金)を加えてグラフ化してみました。

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2018年度末現金および同等物の期末残高は、252,795m¥でしたが、以下説明により522,064m¥と269,269m¥も増えています。

預入期間3か月以上の定期預金を繰り入れたとのことです。

 

(会計方針の変更) (連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲の変更)

従来、預入期間が3ヶ月を超える定期預金は資金の範囲に含めておりませんでしたが、当連結会計年度より、 1年以内の定期預金を含めることとしております。 これは、近年預入期間が3ヶ月超1年以内の定期預金について、3ヶ月以内の定期預金と一体として運用して いる実態があること、また、この実態を踏まえ当連結会計年度より社内規定を明確化したことから、これらの定 期預金を資金の範囲に含めることで、より適切にキャッシュ・フローの状況を表示できると判断したことによる ものです。 当該会計方針の変更は遡及適用され、前連結会計年度については遡及適用後の金額となっております。 この変更により、遡及適用を行う前と比べて、前連結会計年度における「投資活動によるキャッシュ・フロ ー」が3,321百万円、「現金及び現金同等物の増減額(△は減少)」が3,297百万円、「現金及び現金同等物の期 末残高」が269,268百万円、それぞれ増加しております。

 

決算短信の中でユーザーとして気になる点

 

やはり気になるのは次期(2021年3月期:2020年度)の見通ですが、現時点では見通せないとしています。

新型コロナウイルス感染拡大により、航空業界および世界経済全体が、これまで経験したことのない未曽有の危機 に直面しております。当社グループにおいても、各国の入国規制や需要急減、緊急事態宣言を受けての日本国内にお ける移動の自粛等の動きにより、直近で、国際線の約95%、国内線の約70%の減便を実施しており、経営にも極めて大 きな影響を及ぼしております。新型コロナウイルス感染症は、日本のみならず世界各国においても終息の兆しが見え ておらず、その影響度合いを現時点で見通すことは不可能な状況です。そのため、当社グループにおいては、新型コ ロナウイルスの感染拡大が当社グループの業績に与える影響について、現時点において見極めることが困難なことか ら、2021年3月期の業績予想の開示は差し控えることといたします。今後、終息の兆しが見え影響の度合いが一定程 度見極められた段階で、速やかに業績予想をお示しすることといたします。

 

一方喫緊の課題として、手元流動性の確保をあげていますが、新たな借入金や資金確保に関する記載はありませんでした。

第4四半期における大幅な業績悪化、2020年度に入っても新型コロナウイルス感染拡大の影響は 刻々と拡大しており、終息の兆しが見通せない状況においては、今後需要低迷が長期化することも想定したキャッシ ュ・フロー管理が不可欠であり、手元流動性の確保を最優先することが最善であると判断しました

 

その中で、2019年度期末の株主への配当は再上場以来初めての無配とのことです。

第4四半期における大幅な業績悪化、2020年度に入っても新型コロナウイルス感染拡大の影響は 刻々と拡大しており、終息の兆しが見通せない状況においては、今後需要低迷が長期化することも想定したキャッシ ュ・フロー管理が不可欠であり、手元流動性の確保を最優先することが最善であると判断しました。そのため、当期 の期末配当については無配とさせていただきます

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まとめ

 

JALの効率を求めてきた姿勢(他社比両利益の高さ)と財務体質の強さ(他社比手元流動資金の多さ)が際立った内容かと思います。

 

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横軸(年度)、縦軸(金額)をあわせて、両社並べてみました。

 

 

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最後に

 

3か月以上預入資金を繰り入れたとのことですが、このような巨額の資金の移動が認められるのか素人的には不明ですが、持ってるのは事実だと思いますので、改めて財務体質が強いことはわかりました。

決算短信は公認会計士またな監査法人の対象外とありますので、今後財務のプロからいろいろ評価やコメントが出ると思いますので、注視してきたいと思います。

JALの方が手元キャッシュをANAに比べ約2000億円多くもっている結果になっていますが、2020年度1年を通して4月のような状況が続けば、両社とも持たないのは明らかですので、両社とも厳しい状況であることには変わりありません。新型コロナの一日も早い早期を心から願っています。

 

 

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