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2020年12月9日にJALがFLY ONステイタス会員に対し、2021年度ボーナスFLY ONポイントを付与する発表がありましたが、1週間遅れでANAからも「プレミアムメンバーステータス獲得チャレンジ」キャンペーンの発表がありましたので、詳細確認してみました。
両社キャンペーンの特徴
<JAL>
JALは、2021年6月末までのFLY ONステイタス会員を対象に、ボーナスFLY ONポイントを付与するキャンペーンになります。
既に2020年度FLY ONステイタス会員の方は申請不要で2末に会員レベルに応じたボーナスポイントが付与されます。
JAL公式ページ
<ANA>
一方でANAは、ステイタス会員を含む全ANAマイレージクラブ会員の参加登録者を対象に、従来フライトのみで獲得できたプレミアムポイントを、フライト以外の条件を追加することにより、ステイタス獲得のハードルを下げるキャンペーンになりますので、JALに比べ間口が広いのが特徴といえると思います。
プレミアムメンバーステイタス獲得チャレンジ2021キャンペーン
<公式ページ>
<対象者>
ANAマイレージクラブ会員のうちキャンペーン参加登録者
<参加登録期間>
2020年12月16日(水)10:00~2021年12月15日(水)23:59(日本時間)
(※参加登録と各サービス利用の順番は問いません。)
<参加方法>
参加登録期間中に、ANAウェブサイト(https://www.ana.co.jp/ja/jp/amc/cpn/prm_challenge_2021/blank)からキャンペーンの参加登録をする。
<達成条件と付与ステイタス>
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従来達成条件との違い
達成条件と付与ステイタスの従来と今回の追加分を並べてみました。
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プレミアムポイント数
従来は必要プレミアムポイントの半分は、スターアライアンス運航便搭乗での獲得ポイントが認められていましたが、追加条件では全ポイントANAグループ運航便である必要があります。
対象サービス
提示されている11のサービス中、指定期間内に指定サービス数以上を利用する必要があります。
ANAカード・ANA Pay決済額
提示されている決済金額以上を、指定期間内に決済する必要があります。
対象サービス
提示されている11の対象サービスを見ていきましょう
ANAのふるさと納税
ANAの指定サイトからふるさと納税します。ふるさと納税の経験者にとってはあまりハードルが高くないように思いますが、初めての方はやや躊躇されるかと思います。
ANAの保険
ANAの指定サイトから保険に加入します。すでに保険に入られている方は追加もしくは乗換になりますので、やや重い内容かと思います。
住まいdeMILE
こちらも家を「買う」、「借りる」、「リフォーム」することでサービス利用になりますので、タイミングが合う人のみになろうかと思います。
ANA STORE @SKY国際線機内販売
現在国外に出ることがかなり制限されている中、利用できる方はかなり限られているのではないでしょうか?
ANAFESTA 空港内店舗
国内線利用者は店舗で何か買えばよいので、気軽に利用できます。
ANAショッピング A-style
指定サイトで買い物をすればよいので、気軽に利用できるサービスの一つと思います。
ANAトラベラーズ
ANAが主催する国内パッケージ旅行に参加することで利用となります。
ANAマイレージモール
指定サイトを経由して外部のインターネットショッピングで買い物をすることになりますので、こちらもお気軽に利用できるサービスかと思います。
マイルが貯まるその他加盟店
詳細説明がないので、推測ですがたぶん何か購入するとANAマイルが獲得できるネットスーパーのことだろうと思います。
ANAカードマイルプラス
ANAカードマイルプラス加盟店でANAカードでお支払いいただくと、クレジットカード会社のポイントとは別に、さらに100円または200円(税込み)につき1マイルが貯まるサービスです。
支払い方法や対象店舗は下記を参照ください。
ANAマイレージモバイルプラス
月額300円加入するとで、Edyの利用でマイルが3倍貯まります。1年間と思えば利用可能と思います。
まとめ
11対象サービスのうち、軽めのサービスだけでも以下6サービスありますので、7サービスは到達の可能性は低くないと思われます。
・ANAのふるさと納税
・ANAFESTA空港内店舗
・ANAショッピング A-style
・ANAマイレージモール
・マイルが貯まるその他加盟店
・ANAカードマイルプラス
もう一つの到達条件であるANAカード ANAPayの決済額ですが、上記サービス利用時はANAカードもしくはANAPay利用として、普段どのくらいANAカード、ANAPay利用に振り替えられるかによります。
プラチナもしくはダイヤモンドのプレミアムポイント50000で求められる600万円のハードルは、通年300-400万円程度カード利用されている方が、何か100-200万円程度のイベント的な購入(例:車)で達成できるレンジ化と思われます。
最後に
ANAから提示された新しいプレミアムステイタスの獲得方法は、必ずしも獲得のためのハードルが著しく下がった印象はありませんが、今回JALは提示しなかった搭乗以外の方法も提示したという意味では、画期的な提案といえると思います。
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