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過日、スカイチームにおける積算対象航空会社として、台湾のチャイナエアラインをご紹介しましたが、スカイチームの最上級会員レベルである「エリートプラス」を獲得するのであれば、ベトナムエアラインのFFP(フリークエントフライヤープログラム)であるロータスマイルの方が、チャイナエアラインよりお得感が高いと感じましたのでご紹介します。
https://eligible-traveller.com/skyteam/ci/ci-routing-nrt-tpe-cgk/
ベトナム航空/ロータスマイルの仕組みと特徴
ベトナム航空が展開するマイレージプログラムは「ロータスマイル」になります。
会員レベルは4段階で、スカイチームの最上級会員レベルである「エリートプラス」に相当するのは、「プラチナ」だけになります。
ロータスマイルにおけるプラチナの獲得条件が、50,000クオリファイイングマイルになっています。
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一方、クオリファイイングマイルは、他社のマイレージプログラムと同様、搭乗した区間のマイルに搭乗した際に選択した座席クラスによる積算率を掛け合わせて算出されます。
各座席クラス別の一般的な積算率は、
- ファーストクラス:150%
- ビジネスクラス:125%、
- プレミアムエコノミー:100%
ですが、ベトナム航空に積算することにより自社及びいくつかの提携航空会社での一部クラスにおいて、一般的な積算率より高い積算率を設定していますので、この部分を上手に使いこなせれば、さらにお得に「エリートプラス」が獲得できます。
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実際のルートで見てみましょう
シンガポール(SIN)-ホーチミンシティ(SGN)ーロンドン(LHR)
概要
- 発券地:シンガポール(SIN)
- 利用絵航空会社:ベトナム航空(VN)
- 座席クラス:全行程ビジネスクラス 往復Iクラス、積算率100%
- 全行程移動距離:14,064マイル
- シンガポール出発日:2021年1月19日
- シンガポール帰着日:2021年1月24日
- マイレージ積算:ベトナム航空
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旅程詳細
1月19日 夜シンガポール発、夜ホーチミンシティ着
1月20日 深夜ホーチミンシティ発、同朝ロンドンヒースロー着、ロンドン泊
1月21日 ロンドン泊
1月22日 ロンドン泊
1月23日 午前ロンドン発、
1月24日 朝ホーチミンシティ着、夕方同発、夜シンガポール着
5泊6日 現地3泊(ロンドン3)、機中2泊
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獲得QM:21,096、運賃:211,641円、QM単価:10.03
QM: クオリファイイングマイル
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シンガポール(SIN)まで
日本からシンガポール(SIN)までの足は、チャイナエアラインのビジネスクラスが10万円と破格なため、こちらで組み立てました。
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獲得QM:6,654、運賃:99,600円、QM単価:14.97
QM: クオリファイイングマイル
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まとめ
総移動距離20,718マイルになります。
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通しの旅程詳細をまとめます。
1月18日 夜成田発、深夜台北着、台北泊
1月19日 朝台北発、午後、シンガポール着、夜シンガポール発、夜ホーチミンシティ着
1月20日 深夜ホーチミンシティ発、同朝ロンドンヒースロー着、ロンドン泊
1月21日 ロンドン泊
1月22日 ロンドン泊
1月23日 午前ロンドン発、
1月24日 朝ホーチミンシティ着、夕方同発、夜シンガポール着
1月25日 深夜シンガポール発、早朝台北着、午前同発、午後成田着
7泊8日 現地4泊(台北1、ロンドン3)、機中3泊
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総獲得QM:27,750、総合運賃:311,241円、総合QM単価:11.22
QM: クオリファイイングマイル
最後に
スカイチームでの会員ステータスは「エリート」と「エリートプラス」に分かれていますが、「エリート」はラウンジアクセルがありませんので、やはり「エリートプラス」を獲得する必要があります。
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50,000QMで、「エリートプラス」であるロータスマイルの「プラチナ」獲得になりますので、上記東京からのプランを2回繰り返せば達成です。総額約60万円になります。
一方、チャイナエアライン(CI)のマイレージプログラムである「ダイナスティ」でエリートプラスを獲得するためには、エメラルドの80,000フライトマイル(区間マイル×積算率)を獲得する必要があり、ベトナム航空よりハードルは高い状況です。
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