ANAのオーストラリア攻略の動きと考察

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2020年1月11付日経朝刊にANAが豪州大手(ヴァージン・オーストラリア)と共同運航を始めることについて報じられていました。執筆時点ではANAのプレスリリースでも報じられていないので詳細不明ですが、現状のまとめとその内容について予測・考察してみました。

日本/豪州路線の現状

 

圧倒的にワンワールドの牙城となっていることがわかります。

 

 

 

ヴァージン・オーストラリア(VA)について

本拠地をブリスベンに置くヴァージン・ブルーというLLCを前身とし、オーストラリアで2番目の規模を持つFSC(フルサービスキャリア)に成長した。

名前の通りヴァージングループであり、いかなる航空連合(アライアンス)には所属していません。

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ただし、同社機材は左記のとおりであり、あまり長距離を就航できる機材ではありません。

 

 

 

 

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現在日本への直行便は自社運航便ではなく、シンガポールからのシンガポール航空(SQ)のコードシェアのみです。

 

 

 

 

 

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現在ANAはシンガポール便でもヴァージン・オーストラリアとはコードシェアをしておりません。

どのようにコードシェアするのか

 

まずはANA自社運航便のオーストラリア直行便にコードシェアをするところからかと思います。

その後、日本からオーストラリア以外へのANA自社運航便にもVAとコードシェアをすることになるのではないでしょうか?

 

オーストラリアの航空市場とVAの戦略

 

オーストラリアは国土面積は世界6位(日本の約20倍)と広大な国土を持ち、国内で都市間移動では確実に航空需要はあるもののに対し、人口は24百万人(日本の約1/5)と内需が弱い状況のため、どうしても国際輸送に力を入れざるを得ません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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同国の成り立ち(英国連邦)から英国系とのつながりが強いため、ロンドン(LHR)ー豪州(パース:PER)直行便を2018年3月からカンタスが就航しています。

また最近ではシドニー(SYD)とニューヨーク(JFK)の直行便の検証にも入っております。

同国航空事業2位のヴァージン・オーストラリアも当然カンタスを追いかけるためには、欧州路線、北米路線の開拓が必要な状況なのでしょう。

 

しかしながら、同社は親会社のヴァージン・アトランティックがアライアンスに所属していない関係からアライアンスに所属しないため、資本関係からシンガポール(SQ)との共同運航が多く確認されています。

シンガポール(SIN)からロンドンヒースロー(LHR)便にもしっかりコードシェアしています。

最近シンガポール航空も北米に直行便を出し始めていますが、まだこちらのルートにおいて、VAとのコードシェアはないようです。

 

ANAとVAはWIN-WIN?

 

ANAはオーストラリア市場を何とか攻略したいが自社便を今よりもさらに飛ばすほど余裕はない、一方VAは欧州、北米ルートの幅を広げたいが当然自社便は飛ばさない。

お互いコードシェアを組みたい相手通しだったということではないでしょうか?

 

最後に

 

ヴアージンと聞いて、創始者のリチャードブランソンなどを含め、知っている人は多いと思いますが、本体であるヴァージン・アトランティックは名前の通り大西洋を中心とした運航であり現在英国/日本間で直行便はありません。

正直日系側であるANAにとって、日本人への付加価値というよりは、オーストラリア人が、VA便のANA運航便に搭乗し、オーストラリアにおけるオーストラリア人にとってのANAの存在感が増せるかがポイントなのでしょう。

 

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