ANA 2019年度決算短信資料ななめ読み

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4月28日にANAの2019年度(2020年3月期)の決算短信がリリースされました。

 

すでに4月20日に業績予想の修正値がリリースされていましたが、業績確定値となります。財務のプロではありませんので、ユーザー視点で気になるところだけでも見てみたいと思います。

 

2020年3月期(2019年度)連結業績結果

 

前期比、売上高:△4.1%、営業利益:△63%、純利益:△75%とのことです。

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2007年からの売上高、営業利益、当期純利益に、現金及び同等物の期末残高(キャッシュ)を加えてグラフ化しました。

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このような状況下、非常に重要な手元流動資金である現金及び同等物の期末残高は、直近最高値の2016年度末に3000億円強ありましたが、2019年度末で半減以下の約1350億円になってしまいました。

 

決算短信の中でユーザーとして気になる点

 

やはり気になるのは次期(2021年3月期:2020年度)の見通ですが、現時点では合理的な算定はできないとしています。

今後の経済見通しにつきましては、新型コロナウイルス感染症の影響による極めて厳しい状況が続くと見込まれており、感染症の拡大が世界経済を更に下振れさせるリスクも懸念されています。政府による緊急経済対策が計画されているものの、企業収益の低下による雇用・所得環境の悪化、個人消費の低迷による業績への影響は避けられないと考えています。
国内における外出自粛や海外への渡航制限、外国人の入国制限等の感染拡大防止策の継続が直接的に当社に与える影響を踏まえると、新型コロナウイルス感染症の終息時期が不明な現時点では、業績見通しを合理的に算定することが困難です。

 

一方喫緊の課題として、手元流動性の確保をあげ、新たな借り入れと融資枠の拡大を決めたようです。

本年4月に金融機関から1,000億円の借入を行う他、融資枠として既存の1,500億円に加えて新たに3,500億円のコミットメントライン契約を本日(2020年4月28日)締結する等、今後も必要に応じて適宜新規借入等の資金調達を行い、グループ各社の手元流動性の確保に努めてまいります。

 

その中で、2020年度の株主への配当は2010年度以来の無配とのことです。

当社は、株主の皆様に対する還元を経営の重要課題と認識しており、中長期的な企業価値向上に向けた成長投 資の原資確保や財務の健全性の維持を前提としつつも、株主還元を一層充実させていきたいと考えております。 しかしながら新型コロナウイルス感染症が当社グループの業績に与える影響は甚大であり、現時点では、その 終息時期が全く見通せない状況にあります。このような未曽有の厳しい経営環境の下では、手元流動性を確保す ることが喫緊の課題でありますことから、誠に遺憾ながら配当は無配とさせていただきたく存じます。

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最後に

 

概況としては、やはり2020年2月までこつこつと順調に積み上げてきたものが、2月中旬以降の新型コロナで吹っ飛んでしまったどころか、2020年度の見通しさえもつかないといったところでしょうか?

業績の凹んだ原因が外的要因であり、収束の見通しのつかないところが、出血を抑えるしか手がない状況下と思います。

2001年の911、2008-9年のリーマンショックとリスクイベントに大きく左右される業界ですが、同社は、国からの無利子融資などを活用しながら乗り切ってきました。

筆者もSFCでは10年以上お世話になっておりますので、搭乗できるようになったら、できる限り搭乗したいと思います。

 

JALは4月30日に決算短信発表予定です。

 

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