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ANAは海外路線拡大方針に基づき、現在A380(フライングホヌ)を使って、従来よりJALの牙城だったハワイを攻略中ですが、ワンワールドの牙城でもあるオーストラリア攻略ののろしなのでしょうか、2019年9月からパース直行便を就航しました。そのパース便の価格戦略について検証してみました。
パース(PER)
現在JAL/ANAが直行便を自社運航便で就航しているのは
シドニー(SYD)
メルボルン(MEL)
ブリスベン(BNE)
パース(PER)
の4都市です。
オーストラリアはご存じの通りOneWorldの創設メンバーでもあるカンタスの牙城でもあり、日本直行便本数はOneWorldの圧勝となっています。
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ANAがシドニー増便ではなく、パース新規就航した理由は種々あると思いますが、新規就航からまだ間もない状況ではありますが、価格設定がどうなっているのか気になるところです。
GoogleFlightでパース発で安いチケットを検索していると、多くの都市でシンガポール航空(SQ)がリストアップされます。そこで、パース(PER)発成田(NRT)往復でANAとシンガポールのプレミアムエコノミーとビジネスで価格設定を同じ時期で比較してみました。時期は4月下旬のGW直前としました。
パース(PER)⇔成田(NRT)プレミアムエコノミー
シンガポール航空の場合
当然のことながらシンガポール経由になりますが、パース(PER)⇔シンガポールのA350-900、787-10には最新機材ではありますが、まだプレミアムエコノミーが搭載されていないようですので、エコノミークラス(M:マイル積算率70%)になります。
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往路は4月25日昼過ぎにパース(PER)発、同日19時にシンガポール着、同日深夜0時にシンガポール発、翌26日朝8時に成田着となります。
帰路は4月28日昼前に成田発、同日17時にシンガポール着、同日深夜0時にシンガポール発、翌29日早朝にパース着になります。
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往路は日本でもJALが導入して話題のA350-900+新型A380-800、復路も新型A380-800+B787-10と最新機材での往復になります。
ANA(NH)の場合
直行便になります。ANAはプレミアムエコノミーでもマイル積算率70%のNクラスを導入しており、最安価格帯ではしっかりNクラスの設定になっています。
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往路は4月25日夜パース発、翌26日朝成田に到着
復路は4月28日昼に成田発、同日20時にパースに到着します。
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機材は787-8とANAでは新しめの機材ですが、ANAではすでに787-10を導入していますので、目新しさはありません。
まとめ
シンガポール航空の場合

また、機材もシンガポール航空のほうが最新機材ですので興味はそそります。
最後に
ANAのパース線は毎日飛ばしていますが、搭乗率はどのなのでしょう?同社から毎月発表される国際線方面別旅客輸送実績でも、オセアニアはアジアと同じカテゴリーで報告されており、オセアニアだけの実績がわかりません。
一方JALはオセアニアだけでカテゴリーを分けていますので、この辺にもANAのオーストラリア線の位置づけが表れているようにも感じます。
一度パース線に登場して実際の搭乗率などを見られる機会があれば面白いと思います。ビジネスクラスでの比較も近日中に行いたいと思います。
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